災害用の非常食として、グリコの「ビスコ」(保存缶)を備蓄に加えました。先日、井村屋の「えいようかん」を購入したので、備蓄食料のバリエーション第二弾です。
普通のビスコと何か違うのかな?「保存缶」って、どうやって入っているんだろう?と、手に取るまでハテナがありました。
長期保存が可能な保存缶ビスコを実際に購入して、開けて、食べてみたので、普通のビスコとの比較も含めて、わかったことを書いておきます。
ビスコの仕様
グリコの「ビスコ」は1933年(昭和8年)に発売されているので、もう90年以上です。誰でも食べたことがあるお菓子だと思います。
もちろん私も、小さいころからなじみのある味です。災害などの非常時に、なじみのある味のお菓子を食べられることで、少しでもホッとできるかもしれません。
普通のビスコ | 保存缶ビスコ | |
賞味期限(未開封) | 12ヵ月 | 5年6ヵ月 |
容器 | 紙の箱 | 缶 上蓋プラ |
5枚入りパック数 | 3パック | 6パック |
標準の重さ/1パック | 21.5g | 20.6g |
エネルギー/1パック | 105kcal | 97kcal |
原材料に含まれるアレルギー物質(28品目中)としては、普通のビスコも保存缶ビスコも「乳成分・小麦」と表示されています。
保存缶ビスコは5枚入り袋が6パック入っています。1缶の備蓄があると、非常時に582kcalをビスコで摂取できることになります。
保存缶の賞味期限は缶を開けるまで
保存缶ビスコの、外側の表示を見てみました。
と書かれています。
脱酸素剤は、密封された容器の中で酸素を吸収して食品の鮮度を保ちます。酸化による劣化や変質、カビや細菌の繁殖抑制を防ぎます。
脱酸素剤の役目は開封されるまでです。容器を開封すると空気に触れてしまい効果が期待できません。
また、
とも書かれていました。缶の中身は白いフィルムの個包装のようです。
なるほど。言われれば確かにそうですが、賞味期限が製造から5年6ヵ月なのは缶を開けるまでの話です。缶を開けた後の個包装状態では、早めに食べた方が良いそうです。
考えてみれば、保存缶は1缶6パック入りで、普通のビスコ3パックの2箱分です。早めにと言っても、非常食として大事に食べたところで、1日か2日で終わってしまいますね。
ビスコを開けてみた
保存缶の赤いプラスチック蓋をとると、パッカン仕様でした。缶はスチールですが、パッカンの中蓋はアルミです。さっそく開けてみます。
白い個包装が入っていました。なるほど、こうやって保存食として鮮度をキープして入っているのね、と、納得です。
普通のビスコはおなじみの紙の箱です。開けてみると、こちらは赤い個包装です。
個包装はどちらもほぼ同じ大きさです。白と赤の色違い。ハートの模様も色違いなだけで一緒です。
保存缶の中身を6パック全部出すと、缶の底に脱酸素剤が入っていました。この密閉容器の中の脱酸素剤のおかげで、長期保存が可能になっているわけです。
ビスコ食べ比べ
個包装を開けてみました。
左が普通のビスコ、右が保存缶のビスコ。見た目はほぼ同じです。何か違うんでしょうか?
普通のビスコと保存缶のビスコを食べ比べてみました。同じ味です。どちらも美味しいです。混ぜて置いたら、どれがどっちだかわからなくなりました。
栄養成分表示では、若干の違いもありましたが、実際食べる分には、ほとんど違いはわかりません。言えるのは、どちらも美味しいということ。
今回、食べ比べついでにと思い、メープル味も買いました。なぜメープル味かというと、私はメープルシロップが好きだから。
まず、個包装を開けただけでメープルの香りが広がります。食べてみると予想通り、メープル味、すっごく美味しかったです!
メープルシュガー1%使用、だそうです。これは保存缶ではないので、賞味期限は来年の2月でした。他にも、いちご味、発酵バター味などがあります。
ビスコにサンドされているのは乳酸菌クリームです。メープル味よりも普通と保存缶のビスコの方が、クリームの味に乳酸菌感があります。
結論としては、どれも美味しいです。
これも、普段から多めに備蓄して古い順番に消費と買い足しを繰り返すローリングストックをしていこうと思います。
また容器がスチール缶なので、捨てるときには分別に気をつけようと思います。プラの蓋があるので、捨てずに小物入れに再利用もできそうです。
缶外側にも注意書きがありますが、開缶後は切り口で手を切らないようご注意ください。
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