ナスのぬか漬けを色よく、ぬか床に南部鉄器を入れて鉄分補給

ぬか漬けと言えばすぐに思い浮かぶのはきゅうりとナス。きゅうりは洗って水分を拭き取りぬか床に入れるだけで、簡単に漬けられます。

ナスも同じように漬ければできますが、「ほんの少し」だけ手を加えると、より美味しく色よいぬか漬けができます。

「ほんの少し」の手間と、ぬか漬けで鉄分の補給になる南部鉄器についてもご紹介します。可愛い鉄をぬか床に入れておくだけです。

ナスのぬか漬けの漬け方

「まず洗ってから・・・」と言いたいところですが、ナスは新鮮なほどヘタにトゲがあるので、私はまずじゃまなヘタを切り落とします。

ここはきっと多くの方々に「え~?違うよ!」と言われそうです。

多くのサイトで、ナスのぬか漬けは、ヘタを残して縦に半分に切り込みを入れてから漬ける、とされています。

また、ヘタにはナスのアクや旨味があり、ヘタごと漬けた方が色よく仕上がる、という見解もあります。

 

私は先にヘタを切っちゃった方が、漬けるのにやりやすいのでそうしています。痛いトゲは先に排除しておきたいし。つまり、自分の都合です。

それでも味は美味しく出来るし、後で出てきますが、鉄のグッズを入れることで色よく仕上がるので、全然問題ありません。

 

というわけで、ナスはまずトゲがあるヘタを切り落としてから、表面を水洗いします。

そして手のひらに塩を取り、ナスに擦り付ける感じで塩もみします。まな板の上でナスに塩をかけて手のひらで押し転がす「板ずり」でも良いです。

塩は精製塩ではなく、漬物用の「あら塩」を使っています。

塩がなじむとナスが少し柔らかいかんじになるので、漬ける大きさに切ります。今回は長茄子なので、漬けやすいようにこんな感じに切りました。

塩がついたまま、ナスがすべて隠れるようにぬか床にどっぷりと入れます。

冷蔵保管のぬか床で2日ほどでナスのぬか漬けが食べられます。私はしっかり漬かっている方が好きなので、3日漬けます。

↑2日間漬けたナス
↑3日間漬けたナス

ぬか床からナスを取り出し、ぬかを洗い落とし、適宜切って皿に乗せます。

漬かりすぎて塩味が濃いときは、切ってから水にさらして絞れば、味の調節ができます。

南部鉄器で色よく鉄分補給

ナスをなにもせずにそのまま漬けると、きれいな紫色が茶色に変色してしまいます。ぬか床に鉄を入れることで、ナスのぬか漬けが色よく仕上がります。

また、鉄分が野菜に浸透して鉄分の補給にもなると言われています。

 

昔はぬか漬けには釘を入れるといいと言われ、私もそうしていました。ただし釘なので、ぬか床をかき混ぜるときは怪我をしないよう要注意でした。

最近ではぬか漬け用に、南部鉄器の可愛いグッズがネットで手軽に購入できます。

 

今回私は「鉄ナス」を入れています。なんか、見た目が一番ぬか漬けっぽかったからこれにしました。

ナスを漬ける前から「鉄ナス」をぬか床に入れていたし、ナスを「鉄ナス」の近くに漬けるので、茶色に変色したナスには残念ながらお目にかかっていません。

美味しく漬かるぬか床

昨年6月にぬか漬けを始めました。冷蔵庫保管でほぼ5日に1回かき混ぜています。

足しぬかをしたり、昆布や唐辛子を入れたり、塩を追加したり。そして今日まで1日も欠かさず野菜を漬け続けて、かなりいいかんじのぬか漬けの味になっています。

 

料理が苦手、面倒くさいことがキライな私でもぬか漬けが上手にできているのは、樽の味のぬか床のおかげだと思っています。

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