去年の6月からぬか漬けを始めて、気づけば10か月。その間1日も欠かさずに野菜を毎日漬けて毎日食べています。
2か月ほど前に最初から使っていたぬか漬け容器を、2倍ぐらい容量が大きいホーロー容器に変えました。
ぬか漬け容器をどうしても大きくしたかった理由と、大きくしたことでのメリット、デメリットを書いておきます。
私にとってはメリットがデメリットを上回っているので、結果オーライです。
ぬか漬け容器を大きくした理由とメリット
ぬか漬け容器を新調するなら、素材はホーローにしようと考えました。ホーローは酸や塩分に強く、ニオイがつきにくく、食品の長期保存に向いているからです。
【理由その1】大きい方がぬか床をかき混ぜやすい
ぬか床は下の方までかき混ぜて空気(酸素)に触れることでバランスよく発酵します。冷蔵保管なら、かき混ぜるのは5日に一回で大丈夫です。
昔、自分でぬか床を作って蓋つきバケツのようなプラスチック容器でぬか漬けをやっていたとき、容器に半量ぐらいのぬか床を、豪快にラクにかき混ぜていました。
去年買ったぬか床セットの容器は、23cm×16cm×8cmぐらいのタッパです。本来、一人分のぬか漬けには充分で、冷蔵庫に入れても気にならない大きさです。
とは言え、小さいタッパ容器に7分目ぐらい入ったぬか床をコチョコチョとかき混ぜるのが、少しかき混ぜにくいかなぁ、とは思っていました。
今回、思い切ってホーローの大きい容器(約27cm×21cm×13cm)にしてみて、圧倒的にぬか床をかき混ぜやすくなりました。
かき混ぜ残しが無いように、念入りに上下左右をひっくり返して、心置きなくかき混ぜています。
フタに貼ってあるシールは、元のセット容器に貼られていたシールをきれいに剥がして、新しいホーロー容器に貼り付けました。
「樽の味」の、ぬか漬けのワンポイントが書かれていて、重宝しています。
【理由その2】3日分の野菜を漬けておける
ぬか漬け生活を何か月も続けるうちに、料理が苦手で面倒くさいことがキライな私は、「ぬか漬けは毎日簡単、手軽に野菜を食べられる手段だ!」と気づきました。
ぬか床を冷蔵庫で保管している場合、きゅうりは1本そのまま入れて2日で漬かります。
大根、人参、ごぼうは、太さや切った大きさにもよりますが、美味しく漬かるのに3日近くかかります。
今朝漬けても、食べられるのは3日後の朝。毎朝3日後に食べる分を漬けるので、容器の中には常に3日分の野菜材料が漬けられていることになります。
人参だけ漬けていた頃はなんとかなりましたが、ぬか漬けで食べる野菜を増やそうと、大根、きゅうり、ごぼうも漬けたいと考えたときに無理が来ました。
そこで、大きいホーローの容器です。
現在は、人参、大根、きゅうり、ごぼうと4種類の野菜のぬか漬けを毎日漬けているので、その3日分がぬか床にいつも入っています。
ぬか床の量もそれなりに追加しました。ホーローの大きなぬか漬け容器だからこそ、たくさんの野菜を漬けられます。
ぬか漬け容器が大きいことのデメリット
大きいホーロー容器をネットで注文するとき、冷蔵庫に入る大きさかどうかは確認しました。
でも実際、ぬか床をいれて冷蔵庫に入れてみると、予想よりも存在感は大きかった。。。
冷蔵庫の中でかなり場所を占める
ぬか漬け容器を大きくして使い勝手は良くなりましたが、大きすぎて冷蔵庫の中でかなりのスペースを占めています。当然、他の食材を入れる場所が限られてきます。
冷蔵庫の中はぬか漬け容器の他には、ぬか漬け用の野菜とその他の野菜が少し、納豆、卵、牛乳、ヨーグルト、マヨネーズ、バルサミコ酢ぐらいです。
私はたいした料理をしないので冷蔵保存が必要な食材が少なく、一人用の小型冷蔵庫でもなんとか収まっています。
冷蔵庫から出し入れする時に重い
ぬか床は、野菜が3日分漬けられている状態で、容器の6割から7割ぐらいになっていると思います。ホーロー容器+ぬか床+野菜で、けっこうな重さがあります。
ちょっとした持つ取っ手が付いているので、そこに指をかけて持ちますが、ハッキリ言って重いです。
最近、茄子の形をしたぬか漬け用の南部鉄器の「鉄ナス」を入れたので、その重さもあります。
昔、ぬか床に釘を入れると茄子を付けたときに変色しにくいと聞いて入れていたことがありました。今、茄子は漬けていないのですが、鉄分摂取の助けにもなるそうです。
ホーロー容器にしたときは「重い!」と感じましたが、すぐに慣れました。ぬか漬けを食べられる楽しみの方が勝ります。